妊娠悪阻の症状とは?赤ちゃんへの影響はある?

つわりがひどくなってしまった状態を妊娠悪阻と言いますが、具体的にどんな症状があるのか、悪化するとどうなってしまうのか、知っている人は少ないのではないでしょうか。妊娠中、特につわりのピークを迎える時期には誰にでもなる可能性があるのが妊娠悪阻です。

「私は大丈夫!」と思わずに、どんな症状がありどんなことに注意したらいいのかを確認しておきましょう。

妊娠悪阻のさまざまな症状

妊娠悪阻の症状には大きく分けて3つの段階があります。初期の状態から悪化するまでにはどのような症状が出やすいのか、詳しくご説明していきます。

体重の減少

まず自分で認識しやすい症状に体重の減少が挙げられます。一日中吐き気・嘔吐があり食事がほとんどとれない、また水を飲んでも吐いてしまう状態が続き、短期間で5kg以上の体重の減少が見られた場合は注意が必要です。嘔吐による水分不足で口の渇き、目まいやふらつき、トイレの回数が減るなどの脱水症状になってしまうケースもあります。

ケトン体の増加

妊娠悪阻の初期段階で脱水症状や体重減少などの症状が出始めると、体は栄養不足になり飢餓状態に陥ります。そうなると体は食べ物の代わりに体内に蓄積されている脂肪をエネルギーに変えて生命を維持しようとします。そのときに生まれる物質が“ケトン体”です。このケトン体が増えて尿中に溶け出し、それが検査で確認された場合は点滴での水分・栄養補給をする必要があります。ひどい状態のときには入院を必要とする場合もあります。

意識障害

飢餓状態が続くと目まい、幻覚、幻聴などの脳神経系の症状が現れることがあります。また肝臓や腎臓などにも負担がかかり、最悪の場合 妊娠の継続が難しいと判断される場合もあります。

赤ちゃんへの影響は?

お腹の中の赤ちゃんにはお母さんから優先して栄養が送られるようにできています。そのため普通のつわりや2~3kgの体重の減少で赤ちゃんに影響が出ることはありません。ただつわりが悪化し妊娠悪阻のような状態が続くと赤ちゃんの栄養不足による低体重などのリスクも高まります。

できるだけ早く受診・治療を!

つわりだから…と症状を我慢するのではなく、少しでも異常を感じたら検診を待たずに病院を受診しましょう。妊娠悪阻を悪化させないためにもなるべく早い段階で処置することが大切です。

また吐く回数が多い人は水分をこまめに補給するなどして妊娠悪阻を予防しましょう。

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